昨日より少しだけ

コーヒーがおいしくなればいいと思って書いている

情報収集のコツを知りたい

「情報収集」というのはなかなか奥が深いなと思います。

情報化社会と呼ばれて久しいこの頃では、調べたいことはグーグル検索にかければ一発で見つかります。調べたいことが地名とか近所の美味しいご飯屋さんなら考えることは無いのですが、何かを調べるにあたり、自分の持つ目的が大きくなると、少し難易度が上がります。

例えば、「春から新生活を送るので引っ越しをしたい」みたいな目的を持った場合。

まず「引っ越し 方法」とかのキーワードで検索をかけるかもしれませんが、それだと単純に引っ越しの作法やら運送会社の比較やらが出てくるだけなんですよね。引っ越し先である新しい住まい探しや、住所が変更になる際の細かい手続きの情報はあまり引っ掛かりません。

何かを調べる目的が総合的だったり抽象的な場合、「具体的にどんな情報が必要か?」というリストアップが必要になるんですよね。大きな問題の背景を見たり、要素ごとに細かく分ける能力が必要とされるわけです。

もちろん僕らはそんなこと、無自覚にやりながら今日もグーグルを駆使しているわけですが、この「問題を認識する作業」とでも言うような工程が侮れないというか重要で、この段階で「どう問題を認識するか」で集める情報が変わってきてしまうんですよね。

さっきの例で言うと「引っ越しをしたい」となった時に、じゃあ新しい住まいを探さなきゃいけない、住所変更の手続きもしなきゃいけない、と「引っ越し以外にもやるべき作業があること」に気付けるかどうか。ここが分岐点になるわけです。検索エンジンは素直に情報を教えてくれるだけで、その情報は同じように誰もが知りうる物です。

誰もがインスタントに物を知れるこの時代では、「自分が何を知らないのか」を知る能力が1つの鍵になると思うのです。

 

最終更新:2019/12/26