それぞれの世界で暮らしていく
それぞれの暮らしを歩むということは、それぞれの世界を持つということです。
自分の暮らしている世界の中から共有できる部分を持ち寄って、久々に会った僕たちは会話をします。
家族の話だったり、仕事の話だったり、遊びの話だったり。
前と同じように話していても、やはり住んでいる日常は各々微妙に違うので、どうしても同じ毎日に暮らしていた時のようにはいかない部分が出てきます。
その違和感のような感覚を見つけた時に、ふと我に帰り、僕らが年を重ねたことを実感するのです。
「大人になったんだな」という言葉を、僕は胸にしまいます。