自身を疑う事、透き通った目を磨く事
自分を疑うことを怠らないようにしたいなと思います。
戒めという程でもないのですが、僕にはよく人に知ったような口をきいてしまう、悪い癖がありまして。話に花が咲いて、気分が乗った時なんかにうっかり知りもしないことをそうであるかのように語ってしまうんですね。
大体は根も葉もない噂とか大雑把な推測に基づいたいわゆる「偏見」なのですが、これが僕の人間関係においてはほろ苦い失敗の種になることが多いのです。なので常々僕は自身の中に謙虚で冷静沈着な心を持っていたいと思うんです。
「自分の知っていることは本当に正しいのか?」「相手の感覚は本当に自身の共感しうるものなのか」
大人になればなるほど、得てきた経験や知識が自身を支える糧となって、そうしてタフになった自分は「世間にもある程度通用するような理屈を自分の中に作り上げてきたんだ」と勘違いしたくなります。井の中の蛙というやつですね。
きっとどこまでいっても世界は自分の想像を遥かに超えて雄大で、僕はあくまで世界の一部でしかない。けれど、僕はその事実をまだ実感できてもいない。それが一体どれほど僕の目を曇らせているのでしょうか。
何者でもない、自分は自分でしかないということを確認し続ける作業は続いていきます。
最終更新:2019/12/06