不安は紙に書き出す
人は、最悪の事態よりも不確定な状況を恐れるという話があります。
「わからないこと」「認識できないこと」が実は何より怖いのだという。おばけや超常現象を恐れるのと似た心理ですね。この理屈を逆手に取った、分析、実体化してしまえば不安は不安でなくなるのではという発想があるんです。
実体化、すなわちアウトプットですね。体の中に立ち込める不安や渦巻く怒り、そういった感情は吐き出してしまえば治まるという、まあよくある話です。人に話すのが一般的ですが、僕は紙に書き出すことをオススメします。吐き出したモノをそのまま自分が客観的に見れるからです。
人の思考は思っているより曖昧で、客観的に見れば「何を今更」という事でも吐き出してみて初めてわかった、みたいなことがわりとあります。しかも、吐き出すモノも人によっては聞こえ方が様々ですが、文字に起こせばそこに誰かの主観は入りません。
自分の思考や感情を整理する上で、「一度全部文字に起こしてみる」というのは僕のイチオシの方法です。