昨日より少しだけ

コーヒーがおいしくなればいいと思って書いている

壊れた物として捨てる何か

7年くらい使っていたコーヒードリッパーが壊れてしまいました。

一人暮らしを始めた際に、父にニトリで買ってもらった物です。別に、思い出の品というほどの物ではありませんでした。

僕は毎日のようにコーヒーを淹れます。壊れたのも、使い終わったドリッパーを洗おうとした時で、ナガシの中で母の手から滑り落ちて割れました。母は「弁償するから」なんて大げさなことを言ってました。僕は寿命だったと思います。

思い入れも無く、愛着もそれほど無く使っていた物です。

壊れてしまったというショックも僕にはありませんでした。ただ、7年間毎日使い続けてきた形が失われてしまったというのが何だか妙に感慨深くて、僕は割れてしまったドリッパーをまじまじと見たのでした。

 

長い間、お世話になりました。

どこにでも売っている形。だけど割れたドリッパーとして捨てるのは、何か違うモノのような気がしました。