昨日より少しだけ

コーヒーがおいしくなればいいと思って書いている

藤棚を見た

藤の季節です。

実家の近所の公園には大きな藤棚があるので、久しぶりに歩いて見に行きました。

その公園は僕が小学生の頃によく遊びに行っていた公園で、広い芝と大きな遊具が魅力です。住宅地の中にでっかく存在していて、大きな宅地開発の中で作られたのだと思われます。

僕が地元を離れている間に藤の木はとても立派に育っていたようで、幹は太く力強くうねり、つるは藤棚の全体まで広がっていました。

紫の花々が幻想的に揺れています。

僕が幼い頃でも既に木は棚の天井まで届いていて、藤の花も咲いてはいたのですが、ここまで大きくはありませんでした。当時でも太い幹だと思っていたのですが、今思うとそれすら成長途中だったように思えてしまいます。

咲き乱れる花で地に薄紫色の影が落ち、吹く風には生花の匂いが香ります。

公園にはあの頃と同じように子どもの声が響き渡っていました。