急いだところで、別に何が変わるでもなく、
生き急いでも仕方が無いのだなと思います。
どうしたところで、結局僕にできることは、目の前にあることを全うすることに尽きるのです。
何度そのことを自分に言い聞かせても、気付けば忘れ、成果を急ぎ、鼓動は早くなります。立ち止まるのは、いつも疲れた自分に気付いた時です。
「また焦ってしまった。」
吸う息は浅く、目は焦点が合いません。
急いだところで何も変わらないと、その都度自分に言い聞かせるのです。
真っ暗な天井を見ながら反芻して、眠りに落ちます。